第60回通関士試験の合格証書は、2026年11月10日の受験番号公表とは別に、合格者へ郵送されます。税関の受験案内では、11月20日に受験番号を官報へ掲載する予定で、12月4日までに合格証書が届かなければ、受験した試験地を管轄する税関の通関業監督官へ問い合わせるよう案内されています。
合格証書は、勤務先が通関士の確認を届け出るときに写しを使う重要書類です。受け取ったら記載内容を確認し、原本を安全に保管してください。
この記事では、2026年9月29日に確認した税関の一次情報を基に、到着時期、未着時の連絡先、保管方法、就職・確認手続きでの使い道、紛失・汚損時の対応を整理します。
第60回の合格証書はいつ届く?
| 日程 | 内容 | 確認するもの |
|---|---|---|
| 2026年11月10日 | 税関ホームページで合格者の受験番号を公表予定 | 受験票の試験地・受験番号 |
| 2026年11月20日 | 合格者の受験番号を官報へ掲載予定 | 税関ページと官報は公表日が異なる |
| 合格者へ郵送 | 通関士試験合格証書を送付 | 受験願書に記載した国内住所 |
| 2026年12月4日までに未着 | 受験した試験地を管轄する税関へ問い合わせ | 通関業監督官の連絡先 |
税関のカスタムスアンサーは、官報への掲載後、受験地を管轄する税関から合格証書を送付すると案内しています。11月10日のウェブ発表日に証書が届くという意味ではありません。
合否を確認する手順と官報の違いは、第60回通関士試験の合格発表前にすることで整理しています。
合格証書はどの住所へ送られる?
第60回受験案内では、受験票と合格証書を、受験願書の「国内住所(居所)」欄に記載した住所へ送るとしています。海外居住者も、受け取り可能な日本国内の住所を記載する扱いです。
試験後に氏名、国内住所、連絡先が変わった人は、受験案内で定められた変更届の期限と提出先を確認してください。郵便局への転居届だけで税関側の登録が変わるとは限らないため、税関の案内に沿って両方を確認するのが安全です。
届いたら最初に確認する4項目
- 氏名などの記載内容:受験時に届け出た内容と照合する
- 証書番号:勤務先の確認届で記載を求められるため控える
- 原本の状態:折れ、汚れ、水濡れを避けて保管する
- 提出用の写し:勤務先の指示を受けてから鮮明にコピーする
第60回受験案内は、旧字体などが常用漢字等へ置き換えられ、戸籍上の氏名と合格証書の漢字表記が異なっても、証書の効力に支障はないと説明しています。表記に疑問がある場合は、自己判断で書き換えず、受験地を管轄する税関へ確認してください。
合格証書の保管方法
税関が指定する特別な保管用品はありません。以下は、原本を紛失・汚損しにくくするための資格コンパスの実務的な保管案です。
- A4サイズのクリアファイルや書類ケースへ入れる
- 水濡れ、直射日光、高温多湿を避ける
- 証書番号と保管場所を自分用に控える
- 確認用の画像やPDFを作る場合も、原本を廃棄しない
- 会社へ提出するときは、原本か写しかを必ず確認する
通関士確認届で税関の基本通達が求めているのは、合格証書の写しです。勤務先から原本の提示を求められる場合は、返却方法と保管責任を確認して渡してください。
合格証書は何に使う?
勤務先が通関士確認届を出すとき
通関業法基本通達では、勤務先の通関業者が通関士確認届を提出するとき、通関士試験合格証書の写しを添付します。合格者本人が単独で「通関士登録」を申請する制度ではありません。
会社側の必要書類、本人が準備するもの、確認後の通関士証票までの流れは、通関士登録の手続きをご覧ください。
履歴書・職務経歴書へ合格を記載するとき
財務大臣の確認前は、応募書類に「通関士」とだけ書かず、「通関士試験合格」と事実に合わせて記載します。合格年月は合格証書や公式発表を確認し、推測で書かないようにしましょう。
資格欄の書き方と面接での伝え方は、通関士の履歴書・職務経歴書の書き方で確認できます。
転職先で確認手続きを相談するとき
求人票の「通関士有資格者」「通関士試験合格者」「通関実務経験者」は同じ意味とは限りません。応募時に、試験合格済みで財務大臣の確認前であることを伝え、入社後の確認届をどの営業所で進める予定か確認します。
合格証書が届く前に確認手続きを進める場合
通関業法基本通達には、合格者が合格証書の交付を受ける前に確認届を出す場合、その年の受験票A片の写しを合格証書の写しに代えられる扱いがあります。合格証書を受け取った後は、写しを速やかに提出します。
この取扱いを使うのは、すでに通関業者へ勤務・内定し、勤務先が確認届を進める場合です。受験者が自分だけで税関へ提出するものではないため、勤務先と所管税関の指示に従ってください。
合格証書が届かない・紛失・汚損した場合
| 状況 | 最初にすること | 注意点 |
|---|---|---|
| 2026年12月4日までに届かない | 受験地を管轄する税関の通関業監督官へ問い合わせる | 受験票で試験地と受験番号を確認する |
| 住所変更後に届かない | 税関への変更届と郵便の転居状況を確認する | 郵便局への届出だけで済ませたと決めつけない |
| 紛失・汚損した | 受験地を管轄する税関へ事情と必要な証明方法を確認する | 非公式な様式や自己作成の証明書を提出しない |
| 会社への提出を急ぐ | 勤務先から所管税関へ必要書類を確認してもらう | 受験票A片の代替取扱いは合格証書交付前の場合 |
今回確認した税関の公開情報では、紛失・汚損時の全国共通の再交付申請書や一律の手順は確認できませんでした。再発行できると断定したり、別資格の手続きを流用したりせず、各税関の通関業監督官へ確認してください。
合格証書についてよくある質問
合格発表日に届きますか?
届くとは限りません。第60回は11月10日に税関ホームページで受験番号を公表し、11月20日に官報掲載予定です。合格証書は別途郵送されます。
合格証書だけで通関士として働けますか?
合格証書だけでは、勤務先で通関士として通関業務へ従事できません。通関業者に所属し、勤務先の申請に基づく財務大臣の確認を受ける必要があります。受験から確認までの全体像は通関士になるにはで整理しています。
コピーやPDFだけ残せば原本を処分してよいですか?
原本は処分しないでください。確認届では写しを使いますが、後日の照合や勤務先からの提示依頼に備え、原本を安全に保管します。
まとめ:受け取ったら原本を保管し、提出は勤務先と確認する
- 第60回は11月10日に受験番号公表、11月20日に官報掲載予定
- 合格証書は受験願書に記載した国内住所へ郵送される
- 12月4日までに未着なら受験地を管轄する税関へ連絡する
- 確認届では合格証書の写しを使用する
- 紛失・汚損時は非公式な方法で進めず、管轄税関へ確認する
合格後は、合格証書を受け取ることと、通関士として勤務するための確認を分けて進めます。勤務先が未定なら、原本を保管したうえで求人の業務内容、勤務地、実務経験要件、確認手続きの方針を比較してください。

