第59回通関士試験は2025年10月5日に実施され、受験者6,322人、合格者954人、合格率15.1%でした。合格基準は3科目とも満点の60%以上です。
この記事は、試験直後の予想ではなく、税関が公表した公式結果・試験問題・正答と配点を確認するためのアーカイブです。自己採点や第60回対策に使うときは、予備校の速報より公式資料を優先してください。
第59回通関士試験の公式結果
税関の結果資料によると、第59回の全体結果は次のとおりです。人数は願書提出者ではなく、実際の受験者を基準に確認します。
| 受験区分 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 全科目受験者 | 5,584人 | 777人 | 13.9% |
| 2科目受験者 | 561人 | 58人 | 10.3% |
| 1科目受験者 | 177人 | 119人 | 67.2% |
| 合計 | 6,322人 | 954人 | 15.1% |
前年の第58回は合格率12.4%でしたが、合格率の上下だけで問題の難しさを断定することはできません。科目免除者を含む全体値と、3科目すべてを受けた人の値では母集団も異なります。
第59回の合格基準は3科目とも60%以上
第59回の公式結果で公表された合格基準は、次の3科目すべてで満点の60%以上です。
- 通関業法:満点の60%以上
- 関税法等:満点の60%以上
- 通関書類の作成要領その他通関手続の実務:満点の60%以上
第58回で関税法等の基準が55%だったことを根拠に、第59回にも基準引下げがあると予想する必要はありません。第59回は結果資料で3科目とも60%以上と確定しています。
また、通関士試験を「合格者数が一定になる相対評価」と決めつける公式根拠は確認できません。受験年度の合格基準は、税関が公表する結果資料で確認するのが安全です。
公式の試験問題・正答・配点を確認する
税関は、第59回の3科目の問題、通関実務の別冊、各科目の正答と配点を公開しています。過去問演習では、次の順で確認すると誤採点を避けやすくなります。
- 税関の公式問題を本試験と同じ制限時間で解く
- 公式の正答・配点で採点する
- 誤答を知識不足、読み違い、計算、時間不足に分ける
- 受験年度の法改正と出題形式の変更を別に確認する
第59回の結果を第60回対策へ使うときの注意点
第59回は有力な過去問ですが、第60回では3科目の問題数・配点内訳が変更されます。試験時間と各科目の満点が同じでも、1問あたりの重みや解答手順は第59回と同一ではありません。
| 確認するもの | 第59回資料の使い方 | 第60回での再確認 |
|---|---|---|
| 法令知識 | 論点と問われ方を確認 | 2026年7月1日現在施行の法令等へ更新 |
| 問題形式 | 本試験の負荷を体験 | 第60回受験案内の問題数・配点で練習 |
| 合格基準 | 第59回は3科目とも60%以上 | 具体的基準は第60回の結果公表時に確認 |
| 時間配分 | 自分の実測値を記録 | 新しい問題構成で再測定 |
税関は必要な過去問年数、周回数、固定の時間配分を公表していません。第59回の得点だけで合否を予測するのではなく、誤答原因を論点別に直し、第60回形式で測り直してください。
自己採点後に確認する3つの進路
合格していた場合
試験合格だけで、直ちに勤務先で「通関士」として通関業務へ従事できるわけではありません。勤務先となる通関業者の申請に基づく財務大臣の確認が必要です。応募書類では、確認前なら「通関士試験合格」と区別します。
基準に届かなかった場合
まず科目別得点と誤答原因を分けます。第59回と第60回では問題数・配点内訳が変わるため、単純に同じ問題を繰り返すだけではなく、新形式に合わせた再設計が必要です。
これから初めて受験する場合
第59回は実力測定用の公式過去問として使えます。ただし、最初から本番形式だけで解くのではなく、基礎学習後に論点別演習を行い、最後に受験年度の形式と制限時間で解くと弱点を特定しやすくなります。
まとめ|第59回は予想ではなく公式資料で振り返る
第59回通関士試験は、受験者6,322人、合格者954人、合格率15.1%でした。合格基準は3科目とも満点の60%以上です。
試験後に残る価値は、終了済みの速報日程やボーダー予想ではありません。税関の公式問題・正答・配点・結果を使い、得点と誤答原因を正確に振り返ることです。第60回へ使う場合は、法令基準日と新しい問題数・配点内訳を必ず受験案内で確認してください。


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