結論からいうと、2026年7月からダブル合格を狙うなら「10月4日の通関士試験を先に受け、12月の貿易実務検定®へ進む」のが基本ルートです。
2026年10月4日は、第60回通関士試験と貿易実務検定®C級・A級が同日開催です。両方を同じ日に受験できないため、「どっちを先にするか」を決めずに勉強を始めると、申込や直前対策で迷います。
この記事では、2026年7月26日時点の税関と日本貿易実務検定協会®の公式発表をもとに、現在地別の受験順、10月までの学習配分、試験後にC級・B級へつなぐ手順まで整理します。
※本記事にはプロモーションが含まれています。紹介先の選定や評価は、公式情報と記事テーマへの適合性を基準に行っています。
今からの最短ルート
- 7月21日〜8月4日:第60回通関士試験へ出願
- 10月4日:通関士試験を受験
- 12月6日:貿易実務検定®C級
- 12月13日:学習が間に合う人はB級も受験
※通関士の準備がまだ浅い完全初学者は、無理に10月へ詰め込まず「12月C級→2027年3月B級→2027年通関士」の順が安全です。
貿易実務検定と通関士、どっちを先に受ける?
先に決めるべきなのは「資格の格」ではなく、今年の本命と現在の準備状況です。次の表で、自分に近い行を選んでください。
| 現在地 | 先に受ける試験 | 2026年の順番 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 通関士のテキストを一通り学習済み | 通関士 | 10/4通関士→12/6 C級→12/13 B級 | 年1回の通関士を優先し、試験後の知識を貿易実務へつなげられる |
| C級合格済み、通関士を勉強中 | 通関士 | 10/4通関士→12/13 B級 | C級を飛ばしてB級対策に集中できる |
| 2026年7月から完全初学 | C級 | 12/6 C級→2027/3 B級→2027年通関士 | 10月通関士までの期間が短く、法律と通関実務の演習不足を避けやすい |
| 転職準備を早く形にしたい | C級 | 12/6 C級→必要に応じB級・通関士 | Web試験で基礎知識を確認し、応募書類に学習の進捗を書きやすい |
なお、貿易実務検定®はC級を持っていなくてもB級を受験できます。C級とB級の違いや、同時受験が向く人はC級からB級へのロードマップで詳しく整理しています。
資格の役割や試験範囲から「そもそも自分はどちらを選ぶべきか」を先に判断したい人は、通関士と貿易実務検定の違いを確認してください。この記事は、両方を受けると決めた後の順番と日程設計に絞っています。
取得後に履歴書・職務経歴書・面接へ落とし込む方法は、通関士と貿易実務検定のダブル資格を転職で使う方法で確認できます。
2026年の日程:10月4日は通関士とA級・C級が重複
2026年7月時点で、両試験の日程は公式に発表済みです。過去の日程予測ではなく、次の確定日で計画してください。
| 試験 | 申込期間 | 試験日 | 試験方式・注意点 |
|---|---|---|---|
| 第60回 通関士試験 | 7/21〜8/4 | 10/4 | 会場で3科目。書面出願は原則郵送、NACCS出願は8/4 17時まで |
| 貿易実務検定® 第25回A級・第115回C級 | 7/16〜9/18 正午 | 10/4 | A級は東京・大阪の会場試験、C級はWeb試験。通関士と同日のため通関士との同日受験はできない |
| 第116回C級 | 9/24〜11/24 正午 | 12/6 | Web試験 |
| 第83回B級 | 9/24〜12/1 正午 | 12/13 | Web試験。C級の合否を待ってからでは申込期限に間に合わない |
| 第117回C級 | 12/24〜2027/2/22 正午 | 2027/3/7 | Web試験 |
| 第84回B級 | 12/24〜2027/3/1 正午 | 2027/3/7 | Web試験。C級とB級は締切が異なる |
公式確認先:税関「第60回通関士試験」、日本貿易実務検定協会®「試験日程・お申込み情報」
A級・B級・C級の科目、配点、合格基準、受験料まで比較する場合は、貿易実務検定3つの級の違いを参照してください。10月4日のA級を選ぶ人は、A級の難易度と合格ロードマップで会場試験と記述式・事例式の準備を確認できます。
通関士試験の受付は7月21日から8月4日までです。勉強の進み具合を悩み続けて締切を逃すと、次の受験機会は原則1年後になります。受験する可能性がある人は、まず最新の受験案内と提出先を確認してください。
両資格の違いと、共通化できる学習
貿易実務検定®と通関士は、どちらも貿易に関係しますが、同じ試験ではありません。共通する用語は活用しつつ、試験固有の分野を分けて学ぶ必要があります。
| 比較 | 通関士 | 貿易実務検定®C級・B級 |
|---|---|---|
| 位置づけ | 通関業法に基づく国家試験 | 日本貿易実務検定協会®が実施する検定 |
| 中心分野 | 通関業法、関税法等、通関実務 | 貿易実務、貿易実務英語。B級は貿易マーケティングを含む |
| 共通化しやすい部分 | 輸出入の流れ、インコタームズ、船積書類、決済・保険の基礎用語 | |
| 別々に対策する部分 | 法令の条文・例外、課税価格、関税計算、輸出入申告書 | 英文書類・貿易英語、マーケティング、各級のWeb試験形式 |
| 実施頻度 | 原則年1回 | C級は複数回、B級も年内に複数回 |
つまり、C級の勉強だけで通関士の法令・計算・申告書対策が完了するわけではありません。一方、輸出入の全体像や書類名を知っていると、通関士教材の用語を追いやすくなります。共通知識は復習時間を減らすために使い、得点対策は試験別に行うのが現実的です。
ルートA:10月の通関士を先に受ける10週間ロードマップ
すでに通関士の基礎学習を始めている人は、7月26日から10月4日までの約10週間を3段階に分けます。第60回の出題範囲は、公式受験案内で2026年7月1日現在施行の法令・告示・通達とされています。古い教材だけで進めず、法改正情報を補ってください。試験科目・時間・出願方法の全体は第60回通関士試験ガイドで確認できます。
税関と日本貿易実務検定協会®は、ダブル合格に必要な標準学習時間を公表していません。以下の期間配分は、公式日程と出題範囲から資格コンパスが組み立てた学習モデルです。
- 通関業法・関税法等・通関実務を1回ずつ時間を測って解く
- 誤答を「知識不足」「例外規定」「計算」「時間不足」に分類する
- 第60回受験案内で試験時間、会場、提出方法を確認する
- 通関業法と関税法等は、問題演習から条文・解説へ戻る
- 課税価格と税額計算は、式を暗記するだけでなく加算・控除の根拠を確認する
- 輸出・輸入申告書は週単位で継続し、後回しにしない
- 3科目を本番の順序と時間で解く
- 新しい教材を増やさず、誤答記録と頻出論点を反復する
- 受験票、会場までの経路、昼食、筆記用具を前日までに確認する
教材が合っていない、演習量が足りないと感じる場合は、先に2026年版の通関士テキスト・問題集の選び方を確認してください。独学で日程管理が崩れている場合は、講座のカリキュラムを使う選択肢もあります。
残り期間から逆算できる講座を比較
教材の更新状況・質問対応・学習スタイルを1ページで確認できます。
通関士試験後:12月C級・B級へつなぐ
10月4日の通関士試験が終わったら、翌週から貿易実務検定®の試験形式へ切り替えます。C級は貿易実務150点と貿易実務英語50点の合計200点で、公式の合格基準は160点を基準として試験委員長が定める点です。Web試験の操作と時間配分も事前に確認します。
| 期間 | C級を受ける人 | B級まで受ける人 |
|---|---|---|
| 10/5〜10/25 | 貿易取引の流れ、インコタームズ、決済、保険、船積書類を整理 | C級範囲の確認に加え、英文書類とマーケティングの弱点を診断 |
| 10/26〜11/15 | 貿易実務英語と過去問題・問題集を反復 | B級の問題量を前提に、PCで時間を測って演習 |
| 11/16〜12/5 | C級の2科目を本番時間内で解く | C級対策と並行してB級固有分野を毎週確保 |
| 12/7〜12/12 | 受験終了 | B級だけに絞り、誤答と操作手順を最終確認 |
重要:B級の申込締切は12月1日正午、C級の試験日は12月6日です。C級の手応えや結果を見てからB級へ申し込むことはできません。両方を狙う場合は、11月中にB級まで受けるか判断してください。
教材候補は貿易実務検定C級・B級のおすすめテキスト・問題集で、対応級と版を確認できます。
ルートB:完全初学者は12月C級から始める
7月時点で通関業法・関税法・申告書にほとんど触れていない場合、10月通関士を必ず受けることが最短とは限りません。試験日までの短さに押されて両方が中途半端になるより、次の順で土台を作る方が学習を継続しやすくなります。
- 2026年12月6日:C級で輸出入の全体像と基本用語を固める
- 2027年3月7日:B級で書類・英語・マーケティングまで広げる
- 2027年春〜秋:通関士の法令・計算・申告書へ集中する
ただし、通関士試験の中心は法律と通関実務です。C級・B級を取れば自動的に通関士へ合格できるわけではないため、2027年の通関士対策は別カリキュラムとして早めに始めます。
受験料と申込前チェック
受験順を決めるときは、日程だけでなく申込方法と費用も確認します。2026年7月時点の公式情報では、通関士試験の受験手数料は書面提出3,000円、NACCS提出2,900円です。貿易実務検定®はC級6,270円、B級7,480円(税込)です。
- 通関士の願書受付は8月4日まで。提出先は受験地を管轄する税関で確認する
- NACCS出願でも受験案内に記載された添付・送付手続きを最後まで確認する
- 12月B級を受けるなら、C級試験前の12月1日正午までに申し込む
- 教材は2026年度の出題範囲・試験形式に対応しているか確認する
よくある質問
貿易実務検定と通関士は同時に勉強できますか?
同時学習は可能ですが、2026年10月4日は試験日が重なるため同日受験はできません。輸出入の流れや書類の基礎は共通化し、通関士の法令・計算・申告書と、検定の英語・マーケティングは別枠で対策してください。
C級を取らずに通関士を受けても大丈夫ですか?
問題ありません。通関士試験に学歴・年齢・経歴・国籍などの受験資格制限はありません。すでに通関士学習が進んでいるなら、年1回の通関士を優先する合理性があります。
C級とB級は2026年12月に両方受けられますか?
日程上はC級が12月6日、B級が12月13日なので受験できます。ただしB級の締切は12月1日正午です。C級受験後に申し込むことはできず、B級固有分野の準備も並行して必要です。
2026年10月のC級を先に受けるのはありですか?
2026年の通関士を見送り、まず貿易の基礎を確認したい人には選択肢です。ただし10月4日の通関士は受けられません。C級は12月6日にもあるため、通関士学習が進んでいる人は10月を通関士へ使う方が受験機会を活かせます。
まとめ:2026年は試験日重複を避けて順番を決める
2026年のダブル合格で最も重要なのは、10月4日に通関士試験と貿易実務検定®C級・A級が重なる事実です。通関士の準備が進んでいる人は10月通関士→12月C級・B級、完全初学者は12月C級→2027年3月B級→2027年通関士を軸にしてください。
まず今日行うことは一つです。第60回通関士試験を受けるなら、公式受験案内を確認し、8月4日の締切から逆算して出願を完了させましょう。そのうえで、現在の教材と残り期間が合っているかを見直してください。
通関士対策の次の一手を決める
独学教材と通信講座を比較し、残り期間に合う方法を選べます。


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